ひたすら受験問題を解説していくブログ
早稲田大学理工学部2014年数学解説
早稲田大学理工学部2014年数学の解説です。第1問,第2問は簡単で,第3問は少しめんどくさくて数学できるひともうっかりしそうです。というか数学じゃなく算数です。第4問も典型問題なので作業問題です。第5問はこれだけレベルが高く,早稲田にしてはなかなかの難易度です。上手く誘導に乗れるかといったとこですね。
私の体感難易度は,第5問>>第3問>第4問>第2問=第1問な感じです。

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東京医科歯科大学2014年数学第3問
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解説


(3)以外の解法はパッと思いついて欲しいところです。(3)にも色々な解法はあると思いますが,普通に微分してしまう方法とSが積分であることを利用した方法を載せておきました。

(1)
積分してからでもいいですが,このまま微分してしまいましょう。被積分関数の原始関数をF(x)とでもして微分します。
ikashika_2014_math_a3_1.png
更に微分して凹凸具合を調べます。
ikashika_2014_math_a3_2.png

以上から上に凸であることがわかります。f(1)=0であることに注意してグラフを描くと(積分範囲を利用して0にしています),
ikashika_2014_math_a3_12.png


(参考)
積分を計算した
ikashika_2014_math_a3_3.png
は定数部分を除くと上に凸な単調増加関数の和です。ということは微分したらともに正ですし,2階微分はともに負となり,上に凸な単調増加関数になります。問題として問われなければ微分するまでもありません。

(2)
f(1)=0,x→+∞でf(x)→+∞です。なぜならば
ikashika_2014_math_a3_2_2.png
よって,f(x)の連続性とS>0であることから,中間値の定理よりf(p)=Sとなる1<pが存在します。また,(1)より単調増加関数なので,そのようなpはただ一つに定まります。

(3)
Sは正ならば任意なので,S=f(x),p=xとして,f(x)>0,つまり,x>1において
ikashika_2014_math_a3_4.png
が成立することを示せばいいだけです。x=1を代入すると等号成立は明らかです(f(1)=0なので)。ではxで微分して考えていきます。順に,
ikashika_2014_math_a3_5.png
となります。f'(1)=1/bであることに注意するとx=1において,全て等しくなります。こういう場合はもう一度微分してやるのが定石ですね。左辺と中辺の2階微分は,
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(1)で求めたf''(x)<0より,左辺<中辺が即座にいえます。中辺<右辺はeが嫌なので(微分しても残るので),対数をとってから微分します。それぞれ,
ikashika_2014_math_a3_7.png
両方正なのは明らかなので,割ってやると,
ikashika_2014_math_a3_8.png
となるので,x=1において等しいことから中辺<右辺がいえます。

【(3)別解答】優関数による解法
Sは積分であり,Sをはさむように不等式を変形してやれば,
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被積分関数と不等式をはさんでいる定数が似ています。定数部分を範囲が同じ積分で置き換えることを考えます。まずは中辺<右辺ですが,被積分関数より常に大きい関数を考えます。また,logpが出てこないことから分母は定数だと推測できるので,被積分関数を整理して分母にaを入れてやります(積分範囲においてa>0かつp>1⇒a<uです)。
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次に左辺<中辺ですが,logが生じていることに注目し,分子を最小にするようにすれば,
ikashika_2014_math_a3_11.png
となり示せました。

東京医科歯科大学2014年数学第2問
ikashika_2014_math_q2.png

解説


立体を思い描いてもいいのですが,3次元なんて特殊技能がないと無理なので想像できなくても処理できるようになりたいです。そんなときはベクトルは有用なので(2次元も3次元も同じ形であることが多い),詰まったらベクトルで考えるといいかもしれませんね。

(1)
角度は指定されていますが,一般の角度で言っても難易度は変わりません。xz平面と言うことはy=0です。各辺の内分点でy=0になるものを探してやります。
AB:中点で(0,0,sinθ)でPとする
AC:中点で(cosθ,0,0)でQとする
AD:y成分が同一なのでそのような点はありません。
BC:y成分が同一なのでそのような点はありません。
BD:中点で(-cosθ,0,0)でRとする
CD:中点で(0,0,-sinθ)でSとする

出てきた4点の内側になるので,直交する対角線の積÷2で面積が出ます(x軸で二つの三角形に分けている感じです)。
S(θ)=2sinθ×2cosθ÷2=sin2θ
∴S(π/6)=√3/2

体積ですが,先ほど考えたPQRSは図形の対称性より,Vを半分に切っています。また,その半分は考えたPQRSを底面としてAを頂点とする四角錐と,三角錐ADRS(SとRがともに中点であることからV/4の体積)となります。したがって,PQRSがxz平面上にあってAとの距離がAのy座標になることに注意すれば,

A-PQRS=1/3×S×cosθ=1/3×sin2θcosθ=V/4
⇔V(θ)=4/3×sin2θcosθ
∴V(π/6)=1

【(1)別解答1】外積によるV
外積による平行6面体の体積の公式(外積で面積の大きさで面に垂直なベクトルを出して,それと他の辺の内積をとっています)でいきますが,例によってsinはsでcosはcで略式表記です。
ikashika_2014_math_a2_1.png
これが平行6面体の符号付体積なので6で割るとVになります。
V(θ)=4/3×sin2θcosθ

【(1)別解答2】高校範囲のベクトル
単純に成分から計算すると|AC|=|AD|=2です。これらの内積も4sin2θです。よって
ikashika_2014_math_a2_2.png

次に高さを出しますが,ADCに垂直な単位ベクトルとABの内積がABのADCに垂直方向な成分になることを利用します。ADCに垂直なベクトルを求めたいので,(l,m,n)とでもすると,ACおよびADに垂直かつ長さが1なので,
ikashika_2014_math_a2_3.png
これとABの内積を取って高さを出すと,
ikashika_2014_math_a2_4.png
となるので,
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【(1)別解答3】平面の方程式の活用
AB,ADは平面の方程式lx+my+nz=0を満たします(Aを原点にとったときの平面の方程式はこう表せるので)。代入すると,
ikashika_2014_math_a2_6.png
となって別解答2と同じ式が得られます。

(参考)点と平面の距離
一般に点と平面の距離は点と直線の距離の公式において文字1つを増やしただけになります(4次元とかでも増やすだけです)。平面の方程式を
ikashika_2014_math_a2_7.png
とすれば,点(a,b,c)からの距離は
ikashika_2014_math_a2_8.png
となります。これには色々証明がありますが(ベクトルなど),ここではコーシーシュワルツの不等式を用いて考えます。求めたいものは
ikashika_2014_math_a2_9.png
の最小値です。コーシーシュワルツより,
ikashika_2014_math_a2_10.png
となり最小値が求まります。

ではこの公式でADCを通る平面とBの距離求めます。まずADCの平面を求めると(別解答で求めたl,m,nの係数でAを通るように作っています),

ikashika_2014_math_a2_11.png

となります。点Bとの間で点と平面の距離の公式を適用すれば,
ikashika_2014_math_a2_12.png


(2)
sin2θなので,0<2θ<πよりθ=π/4で最大値1です。

(3)
Vをθで微分します。
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等号成立はs=1/√3であり,sのθに対する単調増加性から,最大値だと分かります。代入すれば,
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東京医科歯科大学2014年数学第1問
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満たさないものを考えさせていたり,f(n)とg(n)と二つ出てきている辺りがヒントになるんでしょうか。

(1)
正直(2)とか(3)とか求めてから求めたいところです(腕に自信があれば設問の順番に解かなくてもいいとおもいます。)。
まずf(4)ですが,色々試してみるとそれまでに1が出てきているか否かで並べられる数字が変わってきます(1が出るまでは2か3,であとは1か3変わりません)。場合わけをすると,
1が出ない 24
1が初めに出る 23
1が2回目に出る 2×22
1が3回目に出る 22×2
1が4回目に出る 23
よって,f(4)=48

次にg(4)ですが,余事象は123が並ぶということから制約が強いため考えやすいです。場合わけをすると,
123○
12○3
1○23
○123
の可能性があります。重複に注意するため,上に書いた数字は初めて条件に関与する数字だとすると,
123○は何がはいってもいいので,3通り。
12○3は3以外が入るので,2通り。
1○23は2以外が入るので,2通り。
○123は1以外が入るので,2通り。
合計9通りです。全通りは34=81なので,72が答えです。

【(1)別解答】
f(4)も上記のg(4)と同様に考えられます。条件に関与する12の場所の組合せは,
12○△,1○2△,1○△2,○12△,○1△2,○△12
です。それぞれ順に3×3,2×3,2×2,2×3,2×2,2×2であり合計33です。81-33=48

(2)
(1)で考えたように1が出る位置で考えれば,1を含まないものだけ2nでそれ以外は2n-1になります(1が初めて出る前もあとも各位置が2通りです)。よって,
f(n)=2n+2n-1×n=2n-1(2+n)

【(2)別解答1】問題構造の再利用
本問題はg(n)を求めるのにその前段階のf(n)を活用しています。ならば,h(n)を1が一回も出ないものとして考えてやればg(n)とf(n)の関係と同様にf(n)とh(n)の関係を定められます。
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【(2)別解答2】(1)別解答の方法(余事象を直接求める方法)
余事象で考えます。条件に初めて関与する1と2を考えて,1の左は1箇所ごとに2通り,1から2の間は2通り,2の右は3通りです。よって,1がkで初めて,1の後の2がmで初めて出るとすると
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(Σは順序の入れ替えでやっていますが,そのまま等差×等比にしてもOKです)

(3)
漸化式を立てる際にg(n)から考えますが,g(n)を一様に扱えません。g(n)をf(n)に含まれるか否かで場合わけします。含まれる場合は何が出てもOKなので3通り,含まれない場合は既に1,2の並びは出ているので,3が出ないこと,つまり1,2の2通りになります。
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(4)
機械的に解くだけです。少し見慣れませんが,指数のみならよく見ますし,gの係数の指数乗で割ることは常套手段です(ほぼ無条件で階差数列に持ち込めるため)。
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【(4)別解答】(1)別解答の方法(余事象を直接求める方法)
f(n)の時と同様に考えれば,1が出るまでは2通り,次に2が出るまでには2通り,更に3が出るまでには2通り,3以降は3通りです。結局のところ,初めての1がk回目,次の2がm回目,その次の3がp回目に出るとすると,
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東京医科歯科大学2014年数学にもどる

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東京医科歯科大学2014年数学解説
東京医科歯科大学2014年数学の解説です。全体的にまあまあな難易度で,第3問>第1問>第2問ぐらいでしょうか?
第1問は遷移図をしっかり書ければ発想力がなくても解ける感じです(発想力があればコツコツはいらない感じです)。第2問はベクトルの外積を使える層には瞬殺の問題です。そうではなくても,コツコツと求めることは可能であり,難関校受験生は空間ベクトルで必ずやっている内容だと思います。第3問は(3)だけが難しい感じです。

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大阪大学2014年物理第3問
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解説


熱力学とコンデンサーの融合問題です。各要素を一つ一つ考えていけば特に複雑ではありませんが,解答に使える文字の指定がめんどくさいので注意が必要です。

問1
帯電していないので,コンデンサーによる力はかかっていないただの容器です。気体の状態方程式より,
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問2
定圧なので,P0ΔVです。ΔVを求めればいいのですが,大体こういう時というか熱力は第1法則か状態方程式で,今回は状態方程式です。V0からVに変化したとすると(この辺のVは電圧ではなく気体の体積です),
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代入して使えない文字nRを第1問によって置き換えます。
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問3
単原子分子の定圧変化なので,
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【別解答】第一法則で
dU=Q-Wなので,
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問4
電荷がq溜まったコンデンサーなので,
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問5
極板の力のつりあいより,
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問6
V0がないことから,コンデンサーとしてではなく気体として求めろとのことなので,温度とモル数が一定であることに注意して状態方程式より,
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問7
V0があるのでコンデンサーとしてでしょう,電位と電場の関係から,
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V0≠0の時,2次方程式の解の公式より,
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V0=0の時にq=0となることから,
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問8 イウ
ア:温度が一定なので内部エネルギーに変化はないです。
イ:dU=Q-W=0なので,外気とコンデンサーによる仕事がそのまま放熱されており,Q<0です。
ウ:コンデンサーに電荷を移動する際に消費電力が生じます。

問9
コンデンサーの静電エネルギーとして蓄えられています。

【参考】エネルギーの値(計算間違ってたらすみません)
問8,問9のエネルギーを考えると次のようになります(ただし,放熱は速やかに行われ,電極板はありえなそうですがゆっくり動くとします)。

ウ:電荷がq(t)溜まったときの抵抗にかかる電圧は,
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電流I=dq/dtに注意すると,
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イ:気体がされた仕事からQを求めます。
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問9の静電エネルギー:公式より,qV0/2

大気のした仕事は
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最後にエネルギー保存則で確認です。電源の仕事+大気の仕事=抵抗の仕事+静電エネルギー+放熱量です。
左辺-右辺より,
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大阪大学2014年物理第2問
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解説

標準的な内容の問題です。損失係数というのが見たことはないものの,ただ代入すればよいだけなので,余り落としたくないです。ただ,計算結果は全体的に少し気持ち悪い形をしているので,計算ミスで差がつく気がします。

問1
m<Mなので(それに加えてmは斜面です),斜面下向きにローレンツ力を受ける必要があります。つまり,電流はフレミング的に,磁場は上方向に向かわなければなりません。

問2
入れた直後には誘導起電力は生じないため,抵抗的要素は抵抗器のみになります。よって,I=E/r

問3
ローレンツ力と重力の斜面に垂直方向成分が,導体棒及びおもりを動かすのに必要な力を超えていればOKです。運動方程式は斜面下向きを正とすると,
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問4
導体棒が横切るBはvの水平方向成分で考えればよいので,
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であり,閉回路を貫くBが減少する方向に変化しているため,その向きはレンツの法則より,問題文図中の奥に向かって発生します。よって,
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問5
水平方向に成分分解するだけです。張力を考えてもいいのですが,どうせおもりも導体棒も同じ加速度なのでまとめてしまいましょう。
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問6
一定速度=加速度が0です。
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問7
P=EI,抵抗体で発生する熱はQ=rI2です。よって,Iとvを代入していきます。
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問8
θで微分して最小値を出します。
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分母が正で分子が単調増加なので,=0で極小値です。よって,sin⁡θ=m/Mにおいて,最小値は
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大阪大学2014年物理第1問
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解説

なんか図からして良く見る感じです。なのでそんなにとっつきにくい問題ではなかったでしょう。しかし,ある程度できる人の間でも,問8は相対速度で上手く考えられたか否かで差が出たと思います。固定されていない三角台といい,力の向きや運動を決定する事項(本問では向心力,三角台では斜面に垂直成分が0,もしくは加速度の比が三角形の比になること)が分かりにくいです。

I
問1
わけの分からない運動であるほど,というか基本は保存則です。エネ保より,
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問2
円運動なので,円運動の式を立ててやります。垂直抗力をNとすると,
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問3
ただの45°の投射です。台に戻ってくる時間は頂点までの時間(鉛直方向の速度=0)の2倍なので,
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II
問4
小物体と台は相対的に45°をなしていますが,鉛直方向には台は動いていないため,相対でも絶対でも同じ値になります。よって,
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問5
小物体の方をu,台をUとすると,相対速度の定義,および,運動量保存則より,
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問6
エネ保でいきます。その際にはこんな感じでUで動いている観測者から見ると楽だと思います(力学的エネルギーは任意の慣性系で成立します。逆に言うと加速している系ではダメです)。
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【別解答】床基準
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問7
相対的な運動はv'なので,問3のvをv'にしてやるだけで出ます。したがって,
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問8
加速度はNの水平方向成分から求まるので,問2と同様にNを求めて解きます。合力の結果が向心力になっていればOKですが,問題はNが円運動の中心方向ではないことです(中心が動くため,45°の位置ではないということです。)。そのため,全ての力を成分分解して相対的な加速度の向心成分が円運動の式を満たすことで解いてやります。
小物体の加速度をa,台の加速度をAとして相対加速度を求めます(添え字は方向です),
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台基準の加速度が求まったので,これを円運動の中心方向(台からの相対加速度なので45°方向)に分解したものが円運動の式を満たします。
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【別解答1】慣性力でいくパターン
慣性力でいく方が簡単に解けます。また,上の解答では基本に返ってNを成分分解しましたが,どうせ向心力と同じ方向ですのでそのまま,
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【別解答2】見かけの重力
大体途中で物体が動くようになる系の問題は上手いこと力をまとめれば,元の簡単な問題と同じ手法が使えます。本問の場合は慣性力と重力を合成して見かけの重力にしてやります。力を作図すると,
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となります。見かけの重力を鉛直方向だと思い込めば,鉛直方向はOHとなるので,OHから物体の為す角HOD=α+45°の角度とみなすことができます。よって,
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大阪大学2014年物理解説
大阪大学2014年物理の解説です。第1問>第2問>第3問ぐらいの難易度で,第1問の最後の設問はどう解いていいか分からない受験生もいたのではないでしょうか。それ以外はまあ良く見る感じです。

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英語の感想2013年版
英語の解説は著作権的にも実力的にもできないので,各校の英語を解いてみた点数と感想を。

【解いた人のスペック】
単語力がtest your vocabulary11,600語程度(9歳児並),得意な問題のタイプは,長文内容一致不一致=単語の意味>和訳=文法=並び替え>語句補充(非イディオム)>英作>語句補充(イディオム)>>>(鉛筆ころがしの期待値)>発音=アクセントという感じです。また,得意な文章は理系全般で,思想的な文系の文章は途中で吐き気がする人です。

医学部
[2013年]

慶應医 25/31 記述5/9

全体的に文章がまずまずの難易度ですが,英語をしっかり読めればちゃんと点がついてくる設問になっているため,好感が持てる試験内容です。和訳英訳が多いので,アウトプットに慣れていないと時間はかなり厳しいはずです。

[I]9/12 記述2/3
設問1の空欄補充は得意でない私でもある程度取れるぐらい簡単なものです。ここではずしているようでは・・・と我ながら思いました。

設問2~4の和訳は2が簡単,3が内容の把握の難度に比して訳出が難しい印象,4はその間ぐらいの難易度です。

設問5は内容不一致でしっかり読めていれば危うい選択肢はありません。

[II]8/9 記述2/3
文章は少し難しめですが,推測によって大分補える内容です。
設問1の和訳は標準的であり,はずしたくないレベルです。

設問2の整序問題は診断技術を時系列に並べただけなので,良くわからなくても間違えないレベルの簡単さです。英語がしっかり読めなくても”MRIはX線の後なので”と並び替えられます。

設問3の和訳は内容の難しさというよりも”help through”の訳出の難しさにつきます。自分は”病気を乗り越えることを助ける”とか訳してしまいましたが,本問の場合は各社の解答の様に”闘病を助ける”ぐらいの方が文章の意味的には合ってるのでしょうね(一応減点しておきましたが)。

設問5の内容一致不一致問題は”文章からはなんともいえない”の存在が難しさを増しています。それでも,的確につかめていて,私のように記憶障害を引き起こさなければしっかり点が取れる内容を聞いていますので,落としたくないところです。

設問8は要約という形式ですが,広い内容をまとめるというよりも該当する英文を見つけて和訳するような感じの問題で,慶應医にしては簡単な和訳問題になります。

[III]8/10 記述1/2
文章の難度はIとIIの間ぐらいでしょうか。
設問1の空欄補充は,私は前置詞系を落としましたけど世間一般的には簡単だと思います。
設問2の空欄補充は,単語自体はほとんどが簡単なので文法事項のチェックミスに注意が必要なだけです。
設問3の英訳は,本文中の語を再利用しつつかけるので英訳が苦手な私でも手がつくレベルです。書いたもののできはようわからんのでとりあえず半分で採点しました。

[IV]記述0/1
テーマが「子育ての方針」なので,そんなに書きにくい内容ではない自由英作です。時間的にしっかり考える時間が残っているのかが肝かと思います。私は多少は残ってはいたのですが,英作なんて書いた本人には採点しようもないので,ばっさり間違いにしています。

慈恵医 24/31 記述:1/2

物量的には割りと軽めな部類ですが,Iの空欄補充が難しく感じました。基本的にイディオムがうざいに尽きる大学です。また,IVの文法問題がどこを注目していいか分かりにくいかもしれません(分かれば明らかに動詞がないなど露骨です)。長文は読みにくくも読みやすくもない感じです。ラストの英訳問題はそのまま英文にするのは難しく,多少意訳して英語にする訓練を要すると思います。

[I] 1/6
ヒントとして頭文字を指定しての空欄補充ですが,イディオムなので,そっち方面を鍛えていない人は私の二の舞になるでしょう。イディオムのレベルとしてもマニアックなところに踏み込んでいると感じます。

[II] 4/5
少し難しめですが,選択肢ということもあって割りとどうとでもなる印象です。受験生は意味的なもので解こうとする人も多いのですが,(5)のようにそもそも文法的に絞れてしまう問題もあるのでそのチェックはお忘れなく。

[III] 4/4
文が途中で切れていてその続きを選ぶ問題で,他大ではあまり見ない問題な気がします。イディオム的な難易度は高いのですが,Iのように書かせる問題に比べれば,感覚でなんとなくわかる分マシですが。

[IV] 5/5
文法問題は露骨です。動詞を探して攻めてやるとか,文型の順序(ただし倒置に注意)とかの基礎的な戦略は当然活用できます。ただ,たかが4択なので,全選択肢をじっくり読んでみるよりも,選択肢間の違いをチェックしてさくっと解きたいところです。間違っている文も読んでいるとゲシュタルト崩壊してくるので。

[V] 10/11 記述:1/1
短いし,難易度も特別高いわけではない長文です。

問1
直前探せば終わる問題なので落としたくないです。

問2
(1)以外は読まなくても答えられる人おおいのでは?と思いつつも,ちゃんと文脈的に推測できるものです。

問3
文章が読めてさえいれば何の苦でもない問題。

問4
これも文章が読めてさえいれば

問5
これも文章が読めていればな問題です。まあ国語力の問題で私は片方間違ったんですけど。

問6
文法的には標準的ですが,普段統計がらみの文章を読んでいないと多少訳しにくいかもしれません。中の上程度の難易度でしょうか。

[VI] 0/1
英訳を前提に作られていない日本語の多少表現に富んだ文章を英訳させるので難易度は高いです。多分意訳でOKなんでしょうが,これって堅苦しい意訳をNGにすると相当難問ですよね(採点基準知りませんが)。とりあえず例によって曖昧な英作は×で採点しました。

日医 25/35 記述3.5/5

純粋な英語の難易度としては解いた医学部で最難だったと記憶しています。軽く凹みました。

[I]5/10 記述:1.5/2
個人的にあんまり得意ではない系統の文章ですが,それを差し置いても難しいと感じました。まあ点が物語っていますね。

問1
和訳問題。今話題のヘイトスピーチですか。prosecutionとかabortionあたりの単語を難なく書き出せたかの心配はありますが,なんとなくな内容はそんなに捉えにくいものではないと思います。問題は,make a case forの”(根拠を示して)論証する”というイディオムでしょうか。
問2
しっかりと文脈を追えているかを問う空欄補充問題です。まあ私できなかったのでノーコメントで。
問3
割と露骨な強調構文なので組み立てやすい問題です。
問4
非常にわかり易い問題で,ingがする,edがされるっていうことだけなので落とせない問題です。
問5
特に難しくない短文英作です。
問6
はずしてはダメな問題。
問7
内容一致なのではずせないはずですが,私は全く英文が読めていないようです。
問8
アクセントと発音の融合問題ですが,はっきりいって私には無理ゲーです。まずアクセントの段階で間違っているんですもの。

[II]10/13 記述:1/2
[I]に比べて大分読みやすい文章でした。
問1
これも悩んではいけないレベルの並び替えです。
問2
非常に簡単な単語の言い換え問題で,はずしてはいけない問題です。
問3
そんなに難しくはない空欄補充ですが,変に考え込まずに分かるところからサクサク削っていきたいところですね。
問4
急いでのケアレスとかじゃなく普通に8の方間違えました。ごめんなさい。英語を教えている生徒達ごめんなさい。
問5,6
使うべき語が1,2指定されていて,文脈とその語から内容を決める感じになるのが少し嫌でした。普通にかけましたが良くわからないので,とりあえず半分な感じで。

[III]10/12 記述:1/1
医学系の内容です。これ以外の文系文章と違って読みやすいことこの上ないです。時間配分のミス上,かなり時間がなかったので[I]の半分ぐらいで読んだのですが,なぜか点が倍と言う不思議。
問1 2は盲点かもしれません。
問2,3 英文読めてれば取れるって奴ですね。選択肢読み間違って一問間違えましたけど。
問4 単語の言い換えですが,制限がないので逆に楽です。頭文字指定とかの方が辛い気がします。
問5 日本語の要約問題ですが,ほとんど和訳みたいなもんでしょう。

昭和 24/31 記述:1.5/2

長文が結構長く,前半で油断して解いていたせいか時間が少し足りなかったですが,英数で140分だからどうせ数学で余るのでそのまま解いてしまいました(+10分弱。一応,あとで数学を解いてみたところ,第2問が少し時間要するかな程度の流れ作業だったので15分はあまりました。)

[1]6/10
そんなに難易度が高くないはずの空欄補充ですが,私はホントに仕方ないひとですね。

[2]5/5
5が少しだけ不安になりましたが,日本語もある並び替えなので,点はとりやすいのではないでしょうか。

[3]3/5
普通+αぐらいのレベルですかね?文法は得意でも不得意でもないはずなのですが,何2問も間違ってんだよって自分にあきれました。

[4]5/5
文脈で埋める感じの会話分です。特別な会話表現はないのでやりやすい問題でした。

[5]5/6 記述:1.5/2
割と長いです。内容は読みやすいものだったと記憶しております。

問1 標準的なレベルの語
問2 hold true って初めて聞きました。読む上では意味が分かるので気づいていないだけかもしれませんけど。
問3 読めていればただの標準的な和訳のようなもの。
問4 ほんの少し訳しにくいかもしれません。まあ私はそれ以前にdistressをなぜか度忘れして”不快”とか書いちゃったんですけどね。
問5 紛らわしいものもない内容一致でした。

順天 34/40 記述:0/1

量が多いですが全体的に英文は簡単で,東医の方が読みにくいぐらいです(なので,精読より速読で読む感じがいいと思います)。ただ,内容一致というよりも推量できるものを選ばせるのですが,間違えたところは全部日本語で出されても自分は多分間違える気がします。なんかずれている気がするのは私だけなんですかね。単語の言い換え問題に関しては推測も可能だし,単語自体も標準的な感じです。
あと順天といえば自由英作ですね。ここの大学はホントに英作が好きで,センター枠ですら2次で英作をさせます。

[I]9/10 [II]7/10 [III]10/10 [IV]8/10
[V]記述:0/1
人口減少に関する自由英作です。採点しようもないし,めんどくさいので書いていないですが×でいいです。

東医 36/43

英文は普通ですが,選択肢がかなり選びやすいもので構成されているため,試験の難易度は結構簡単です。個人的には発音と会話だけが難しかったです。

[1]2/5 発音は確率
[2]5/6 私はやらかしましたが,間違いたくないような問題です。
[3]4/6 会話苦手みたいです。もしかして少し難しい?
[4]22/22 A適当に飛ばしつつ効率よくいきたい。
[5]4/5 番号書き間違った 

日大 32/40 記述:0/1

日大ってやっぱり中堅なんだなって思いました。割と時間が厳しく,熟語が少し面倒な印象です。英文自体の難易度はまずまずな難しさのものが入っていますが,選択肢が簡単なのが救いだと思います。あと,割と文法がお好き?

[sec1]5/5 語順を問う選択肢がカオスな文法問題が印象的です(難易度は並)。
[sec2]4/5 標準レベルです。
[sec3]2/5 熟語がむずいです。
[sec4]5/5 簡単な会話文で難しい表現等はなかったと思います。
[sec5]5/5 英文はそこそこ難しいので精読系な問題な気がします。
[sec6]4/5 普通のレベルの文章で,テーマ自体もわかり易いものです。
[sec7]7/10 ヒントがある分,頭文字系の空欄補充ですが慈恵のものに比べると天と地の差です。
[sec8]記述:0/1 例によって英作は採点しようがないため省略しました。ワード数指定が面倒です。

東邦 52/65


獨協 40/50


杏林 43/50


東海 47/50 記述:3/4


岩手医 31/36 記述:2/3



他学部
[2013年]

慶應法 37/53

リファレンス用に解いてみましたが,結構特殊なのでリファレンスになっているか謎です。文系最難間の一つだけあってなかなか難しいですね。露骨なイディオムの前置詞選択は苦痛以外の何物でもありません。

[I]4/8 アクセントはまあアレですが,文法語法も正解はしたものの,あまり自信が持てない感じでした。少し難しいと思います。

[II]5/7
自分にとってはかなり特殊な設問です。品詞が変わる変形もありな空欄補充の上に,最後の文字を答えさせるという問題です。問題の意味を理解するのに少し時間を要しました。

[III]8/15 イディオム+前置詞地獄。正直無理です。英文は普通。

[IV]10/10
長文付き語彙問題ですが,正直結構簡単な語が多いです。選択肢の数がぴったりだし,長文を読まなくても行けるひとはさくっと行ける気がします。

[V]10/13
割と普通の長文問題ですが,英文が少し難しめで,選択肢は順天とは違った意味で正当に難しいと思います。

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