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東京大学2015年前期生物第3問III
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解説


相関図などはしっかりと順番に追っていけばよく知らなくても解けることが多いですが,生物には捕食・被食の関係だけではなく,資源の競合という影響もあることは覚えておいてください。

A (2)
系統樹なので近い順に選んでやります。特に情報はないので,知識で選ぶしかありません。
昆虫:トンボ,ユスリカ
その他節足動物:アメリカザリガニ
環形動物:イトミミズ
昆虫は節足動物の一部なので(,トンボ,ユスリカ),アメリカザリガニと並ぶものが答えです。したがって,(2)が正解です。

B 
捕食者であるアメリカザリガニを捕食して減らしていた正の影響。
隠れ家などで利用する水草を減らすアメリカザニガニや,競合して利用する小魚を捕食して減らしていた正の影響。

こういう問題は矢印を一個ずつたどって何が起こるのか考えていきます。
オオクチバスを除去すると小魚とアメリカザリガニが増えます。
小魚が増えると水草の環境形成作用を占有します(問題文によると小魚にとってもトンボ幼虫にとっても隠れ家)。
アメリカザリガニが増えるとトンボ幼虫を捕食し,また水草も減ります。

C
雑木林から流入する落葉を減らせば,それを直接捕食するアメリカザリガニやユスリカの幼虫やイトミミズが減る。また,ユスリカの幼虫などはアメリカザリガニの餌でもあり,間接的にも餌を減らすことが可能であるから。

アメリカザリガニに正の影響を及ぼしているものを除去していきます。ただし,トンボの幼虫などの減らしたくない種に大きく影響するものは除いて考える必要があります。
すると,間接的な影響はありますが,雑木林の落葉がアメリカザリガニに直接影響はあるが,トンボの幼虫などには影響ないものとして候補に挙がります。

仕方なしで解答のようにしていますが,落葉を減らして起こるイトミミズなど減少が小魚やトンボにどの程度の間接的影響を与えるかは不明なので,何とも言えないのが本音のところです。


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