ひたすら受験問題を解説していくブログ
大阪大学2013年前期生物第3問B
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DNAメチル化による発現量の違いに関する問題です。自分はエピジェネティックスをかじっていたので、懐かしい分野だったりします。DNAのメチル化やヒストンのメチル化などの非配列も遺伝し、しかも遺伝やセッティングに性差や親の環境とかが影響してなかなか面白い分野だと思います。
難易度は普通ですが、問5を時間かけずにさくっといきたいところです。

問4 L1:AATTTCGGGT TTATTACGTT L2:AATTTTGGGT TTATTATGTT
日本語をしっかり読めるかのテストです。要するにCGのCが全部メチル化されてる株L1と、全くメチル化されていない株L2があり、メチル化されていないCは(U経由で)Tになるというだけのことです。なので、L1ではCGはCGのままで、L1の残りのCとL2のCはすべてTになるといことです。

問5 促進:A 抑制:G
結果は、健康群より糖尿病群でXの発現が高い(これだけではいえませんがXの発現量増→糖尿病)であり、その原因は二つの違い、つまりS4のメチル化増加とS5のメチル化減少です。
では、メチル化がどう転写に影響するかですが、問題文に書いてあり、メチル化の度合いが増えると転写調節タンパク質は着きにくくなります。
よって、S4とS5に結合する調節タンパク質を結合配列から探してやると(3塩基ぐらいで探して絞り込むとはやいです)、それぞれG、Aが結合することがわかります。
これらはメチル化の変化によってS4には着きにくく、S5には着きやすくなるので、最終的に糖尿病で転写増なのを念頭において考えれば、S4=Gが抑制、S5=Aが促進だとわかります。

問6
一卵性双生児は同一の遺伝子配列を持つため、一卵性双生児間の比較は、遺伝子配列の差異による影響取り除いた上でのDNAメチル化と糖尿病発病の関係を調べるのに適しているから。

一卵性双生児といったらお決まりのようにDNA配列が一緒です。ヒトだとクローンで実験できないので、一卵性双生児でかわりにこういった実験をします。東大付属中が双生児を集めているのはこういった実験をするためだった気がします。
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テーマ:大学受験 - ジャンル:学校・教育

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