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センター試験2013年化学第2問

解説


問1 3
問題の熱量をQkJとして熱化学方程式を書くと(意味がないので状態は省略)

C+H2O=CO+H2+QkJ

です。わかっている熱化学方程式も書き出してやります。

H2+1/2 O2=H2O+242kJ
C+1/2 O2=CO+111

です。これらから”H2O=”と”C=”の形を作って初めの式に代入すると,
Q=111-242=-131kJとなります。

問2 1
これ系の問題は,すべてを単体まで(つまり生成熱を使う)かすべてを燃焼生成物(二酸化炭素や水にする,つまり燃焼熱を使う)までできるかで考えることが多いでしょう。こう考える場合に,情報が与えられていない物質(本問題では水)が単体か燃焼生成物のどちらなのかが重要です(もちろんきれいに消されてしまうことはあるので絶対の方法ではないですが)。

よって1のみ燃焼生成物にそろえる事ができます。

問3 3
酸化剤は相手から電子を奪う=酸化数が減る
還元剤は相手に電子を与える=酸化数が増える

です。これを念頭に酸化数を見てみましょう。

ア:0→+2 イ:(Sn)+2→0 (Cl)-1→-1 ウ:0→-1
エ:(K)+1→+1 (Mn)+7→+2 (O)-2→-2

となります。よって,イウエが酸化剤で,アが還元剤です。

問4 1
溶媒で洗う=入れる液とは濃度が異なる=物質量は不変
試料液で洗う=入れる液と濃度は不変=物質量は増加

です。
1:メスフラスコはそもそも濃度を変えるもので,入れた液の物質量が変わると困るので試料液ではなく溶媒で洗います。
2:ホールピペットはこの操作では物質量を測っているのと同義なのでOKです。
3:液面(メニスカス)のそこで測ってやります。メニスカスには水のように下に凸の凹型メニスカスと,水銀のようにその逆の凸型メニスカスがあります。これらは液体-容器間相互作用>液体-液体相互作用ならば凹型,液体-容器間相互作用<液体-液体相互作用ならば凸型になります。なお,凸型でもメニスカスの凸面側(つまり上)を読む事になります。
4:3と同じ感じ。
5:特に言う事もなし。

問5 3
水酸化カルシウムは2価なので,その2倍の水が生成します。よって2mmolということです。
56.5×2=113なので,0.113kJです。

問6 4
鉛蓄電池では放電時にPbとPbO2がPbSO4になるので,その逆だと,硫酸イオンがなくなって溶液中に増える事になります。
Aは電子を受け取るので,Pbになる側の極で,硫酸イオンがまるまる減ります。溶液側はAからもBからも硫酸イオンがでてくるので,その2倍です。
よって4が答えです。

問7 2
生成するOH-に着目すれば電子と1:1です。NaOH=40なので,2/40=1/20 molの水酸化ナトリウム=電子という事です。よって,
9.65×104×1/20=3600A
であり,A=の形にすれば7.2×104で割るので,2が答えです。


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テーマ:大学受験 - ジャンル:学校・教育

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