ひたすら受験問題を解説していくブログ
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慶應大学医学部2013年第2問
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解説


問1が知らなければ推測で上手くいけるか,問3がきちんと考えられるかといったところでしょう。

問1-1
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センチュウなのでこんなんです。

問1-2 e
C.エレガンスの大きさは約1mmです。一般的な細胞の大きさ(10μmぐらい?)と,C.エレガンスが1000ぐらいの細胞からなることを考えれば,eぐらいであることは推測できます(そもそもそれらを知らなければ詰みですけど)。

問2 a
XOのOはX染色体が片方かけているというもので,ゴキやバッタなどの昆虫に見られる性決定方式です。これらの昆虫ではそうなるようにできていますが,今回の話は偶発的にできてしまうということです。つまり,偶発的に相同染色体の数が変わるものが答えになります。そのため,aのダウン症が該当します。

問3
20℃で4時間餌を与えないで飼育したセンチュウを図2の中央部に置き,低温もしくは高温部へ移動していくことを確認する。また,十分な餌の元で20℃で飼育したセンチュウ(,および,4時間餌を与えず,温度変化のある環境で飼育したセンチュウ)で同じ操作をした場合に,センチュウが移動せず,中央部に留まることを確認する。

()カッコ書きは私は必要だと思うけど赤本や予備校解答では蛇足あつかいなんだろうなというところです。
====以下愚痴=====
”AをするとCになる”なので,”AをしたらCである”かつ”AをしなければCではない”を示すことになります(正直なところ”Cになる”みたいな書き方をされるとアスペな私には”元がCであろうがなかろうが,AならばC”なのか”AならばC,かつ,notAならばnotC”のような変化をさしているのか曖昧で困ります。)。
そして否定ですが,Aじゃないということについても,A=A'∩A''のような場合はどこまで否定するかも問題ですよね。本問でいうところの,A'を”餌がない状態に置かれる”,A''を”一定温度に置かれる”,として捉えれば,Aの否定は,”餌がある状態,もしくは,一定温度に置かれない”になります(予備校の解答はこのような考え方ではなくて,Aの否定が”餌がない状態で一定温度に置かれる”のような解答になっている気がします。)。

また,対照実験で言えることについても,対照実験の共通操作部分をBとすると,A∩B⇒Cと(notA)∩B⇒notCということであり,どこまで行っても条件Bを含まないAの部分がどうなのかは不明だとおもうのですが。

例えば,ある薬(A)とプラセボ(notA)を経口投与して効果測定した(B)ところ,ある薬のみ症状の改善が見られた(C)としても,言える事はある薬かつ経口投与(&一応効果測定まで含めて)をすべて成立している場合(A∩B)のことしかいえません。その薬を経口投与ではなく,静脈注射で与えた場合に効果があるかなんて謎です。
今回の問題だって,センチュウを新しい培地に移すという作業をしなければ,もしかしたらセンチュウさんは動かないのかもしれませんし。
====愚痴終了====

問4 閾値
生物はある量の刺激までは反応しないのが通例です。そしてその反応する最小の量を閾値といいます。

問5 フェロモン
フェロモン:個体間
ホルモン(内分泌:エンドクリン):同一個体の離れた組織間
(傍分泌:パラクリン):近隣の異種細胞
(自己分泌:オートクリン):近隣の同種細胞

問6
ア:(電位依存性)カルシウムチャネル
そのままですね。

イ:シナプス小胞
シナプス前細胞の細胞体で作られたものが,細胞内輸送で運ばれてくるか,細胞間隙からの再吸収によって作られます。
シナプス小胞にはシナプトタグミンと呼ばれるカルシウムセンサーがあって,細胞内のカルシウムイオン濃度が上昇すると細胞膜と融合してシナプス前膜からシナプス間隙に神経伝達物質が放出される。

ウ:神経伝達物質
アセチルコリンとかノルアドレナリンがよく高校では出てきますが,実はかなり種類があります。
大きく分けると,
・アミン系(アセチルコリン,ノルアドレナリンなど)
・アミノ酸系(γ-アミノ酪酸,グルタミン酸,グリシンなど)
・ペプチド系(サブスタンスP,コレシストキニンなど)

エ:(イオンチャネル型)受容体
神経伝達物質に対してそれぞれ受容体があり,その受容体が通すイオン種も決まっています。例えばアセチルコリンならナトリウムイオン,GABAなら塩化物イオンなどです。
つまり,シナプス後電位に与える影響としてプラスのものもあれば,マイナスのものもあり,それぞれ興奮性と抑制性のシグナルが送れます。

オ:分解
例えばアセチルコリンだとアセチルコリンエステラーゼが加水分解します。

問7 介在ニューロン

問8
BとDは興奮性の伝達物質を出すため,これらが破壊されると前進運動が見られなくなる。一方,Cは抑制性の伝達物質を出してDを抑制する働きを持っており,破壊されると興奮性ニューロンであるDが抑制されなくなり,運動が通常よりも活発になるから。

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テーマ:大学受験 - ジャンル:学校・教育

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