ひたすら受験問題を解説していくブログ
東京大学2015年前期化学第1問II
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解説

定期試験レベルの酸塩基の問題で,なんというか,受験生の大部分がここ満点でしょ感の否めない問題です。


e:
todai_2015_chem_a1_8.png
f:
todai_2015_chem_a1_9.png

キ 2.8
fより,
todai_2015_chem_a1_10.png
本来ならα≪1を確かめますが,問題文にそうしろと書いてあるのでいいでしょう。

ク 4.6
酸塩基を混ぜる問題はまずは完全に反応させてしまいます。すると酢酸が0.05mol,酢酸ナトリウムが0.05molになります。この組み合わせは緩衝液なので,酢酸と酢酸イオンは電離によってほとんど変化せず,ともに0.5molずつになります(酢酸を水に溶かしたものですらほとんど電離しないので,酢酸イオンがあるとこではさらに電離しません。一方,酢酸イオンが酢酸になる量も,水に溶かしたとしても,酢酸イオンの加水分解は水の水素イオン濃度が低いのであまり起こりません。それが酢酸水溶液ならなおさら起こりません)。
平衡の問題はとりあえず平衡にぶち込めば解けてしまうので,以上を代入します。
todai_2015_chem_a1_11.png
一応まじめに体積をVとしてますが,どうせ緩衝液では消えます。

ケ 4.8
クと同様にそれぞれのmolを出すと,さらに0.01molの水酸化ナトリウムを追加しているので,酢酸0.04mol,酢酸ナトリウム0.06molです。したがって,
todai_2015_chem_a1_12.png

コ 8.6
ちょうど中和されており,体積が2倍なので0.05mol/Lの酢酸ナトリウム溶液です。加水分解の平衡を考え,その定数をKhとすれば(水の濃度はほぼ一定なので無視します),これはKbと捉えられるので,OHがfと同様に求まります。Khは与えられていないので,Kaと水のイオン積から求めます。
todai_2015_chem_a1_12.png
まあ公式もあるので,そっちでいきなりでもいいと思います。

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テーマ:大学受験 - ジャンル:学校・教育

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