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東京大学2015年前期生物第1問I
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解説

有名どころの問題です。Fの記述で差が出るかな程度です。


A 1:再吸収 2:透過性
タンパク質は原尿に出てきませんが,それ以外の小さい分子は原尿に血漿濃度そのまま出ていき,腎細管で再吸収や分泌されます。バソプレシンは浸透圧の低下と血圧低下をトリガーとして分泌されるホルモンです。

B
(c) 分泌ではなく,再吸収可能な上限を超えたグルコース濃度の原尿が作られるため,再吸収しきれずに尿に排出されるから。

(d)水分過剰ではなく,不足するとアブシシン酸が合成されて気孔が閉じるから。

C 3-4 4-1 5-7 6-9 7-6 8-11 9-12 10-12 11-11
ATPを使う時点で能動的であり,能動的に運ぶということは濃度勾配と逆です。考えればわかる事項ですが,細胞内でカリウムイオンが高濃度,細胞外でナトリウムイオンが高濃度なのは覚えておいてしかるべきです。
腸管とかもそうですが,腸管とかと逆の膜でNa+-K+ATPaseを使って細胞内のNa+を減らし,腸管とかからNa+を吸収するのはよくある仕組みです。

D 4.9 mmol/L 52.3 mmol/L
血漿VLがろ過されてどうなるか考えます(こういうのが苦手な人は単位(ただのmolとかではなく尿中molとか)で考えればいいと思います)。
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それぞれ代入します。
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E
ヒト:
ナトリウムイオンも水も99%程度再吸収する。

淡水魚:
ナトリウムイオンの再吸収は98%程度と高いが,水の再吸収は31%とヒトと比較して小さい。

F
尿量/糸球体ろ過量の0.66に比べてNa+排出量/Naろ過量の0.23が小さいため,Na濃度は血しょうの方が尿より高く,尿を排出すればするほど血しょう濃度が上がってしまうから。

Dの計算式を参考にしていただければと思います。血漿濃度よりも低い濃度の尿ということは,Naに対して過剰な水を尿に出しており,逆に言えば,血漿ではNaに対して少ない水の量になっているということです。

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テーマ:大学受験 - ジャンル:学校・教育

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