ひたすら受験問題を解説していくブログ
東京大学2016年前期化学第2問I
todai_2016_chem_q2_1.png
todai_2016_chem_q2_2.png
todai_2016_chem_q2_3.png
todai_2016_chem_q2_4.png

解説


ウが分からない人がいるぐらいでしょうか。全体的にかなり簡単な部類かと思います。


todai_2016_chem_a2_1.png

順に三角すい,直線,正三角形

電子の塊を考えて反発させると,4つあれば四面体,3つあれば三角形,2つなら直線となります。反発の程度は共有電子対は共有している故に電子軌道が遠いので反発力は小さくなります。つまり,非共有電子対>共有電子対であり,三重結合>二重結合>単結合という感じです。

イ 34%
面心立方格子の中に4個の原子が入っています(原子数8)。一辺をa,原子半径をrとすると下図(対角線を含む面で切っています)より,
todai_2016_chem_a2_3.png

todai_2016_chem_a2_2.png


ウ 共有結合に使われていない不対電子が存在しないから。
黒鉛が電気伝導性を示す理由を考えれば,余った電子が電気を運ぶことは有名でしょう。

エ2,5

(1)○スズでの還元の代表例です。今回与えているのは金属のスズではないので,いつものと反応式は変わりますが,半反応式を立てれば作るのは簡単でしょう(ニトロベンゼンと塩化スズ(II)が1:3です)。

(2)×酸性の場合の反応では過マンガン酸カリはMnO2で止まらずMn2+になります。

(3)○イオン化傾向は亜鉛の方が大きいのでスズが析出します。

(4)○イオン化傾向は鉄の方が大きいので,鉄から酸化されていきます。

(5)×銀はイオン化傾向が小さいので酸化剤になり得ます。この時の反応は塩化物イオンからではなく,Sn2+から奪うので,塩素は発生しません。


合金中の鉛の濃度が上がるため,凝固点降下が大きくなるから。

グラフの降下している部分を過冷却部分にも当てはめると(直線部分を伸ばしていきます),凝固点は228℃だとわかります。元が232℃なので4℃の凝固点降下が23gの鉛になります。よって,

4:23=(232-220):x ∴x=69g


東京大学2016年前期化学解説に戻る
スポンサーサイト

テーマ:大学受験 - ジャンル:学校・教育

コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://jukenkaisetsu.blog.fc2.com/tb.php/645-7165ec46
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック