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東京大学2017年前期生物第1問
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解説

一見難しそうですが本文中に書いていることをまとめるだけです。

I
A
リボソームがmRNAと結合し,mRNAのコドンに対応するアンチコドンを持つtRNAが対応するアミノ酸を運んでくる。リボソームではこのアミノ酸を次々にペプチド結合で重合してタンパク質が合成される。

B
(a) お,く,け
タンパク質から出ていくことはないと書いてあるので,タンパク質から出ていく矢印が該当します。ちなみに原文は以下の通りです。
The Central Dogma. This states that once 'information' has passed into protein it cannot get out again. In more detail, the transfer of information from nucleic acid to nucleic acid, or from nucleic acid to protein may be possible, but transfer from protein to protein, or from protein to nucleic acid is impossible. Information means here the precise determination of sequence, either of bases in the nucleic acid or of amino acid residues in the protein.

In more detail以下でしっかりと説明してくれています。


(b) え,お,く,け
え:もともとRNA→タンパク質の流れだと考えられ,DNAは保存用にあとから作られたものなのでRNAを介してタンパク質に伝達されます。

あ:複製
い:転写
う:逆転写酵素
か:複製
き:翻訳

C (3)
図1-2よりRNA干渉がともにダメになっており,表1-1からXが無くても短いRNAがあるのでダイサー有(言い換えればアルゴノート無),Yがないと短いRNAはないのでダイサーが無しです。
B2に関しては発現させると死にやすくなるので機能欠損ならむしろ抵抗性にはプラスです。したがって,関係ない話です。

D 2,14,10,12,1,14,5
1:図1-2より。

2:表1-1において,野生型でF由来の短いRNAが見られ,生存率もある程度高く,y変異体ではその逆なのでRNA干渉によって防御していると考えられます。人におけるウイルス治療でもRNA干渉によるウイルス除去は研究されています。

3:本文中に2本鎖RNAをもとにという話が出ています。実際には純粋な2本鎖RNAだけではなく,1本鎖RNAがループしてできた
2本鎖RNAでもよかったりします。

4:RNAが2本鎖になるのでRNAに相補的なRNAが付くことになります。

5,6,7:RNA干渉を正常に行える野生型ショウジョウバエにおいて,B2があるとウイルスに弱くなり,ないと余裕の駆逐らしいです。また,RNA干渉のない株ではB2 の有無は関係ないのでショウジョウバエの持つRNA干渉の機構を抑制しています。

II
A 1/16
2遺伝子同時に起こる確率は低いので1遺伝子に対する変異だと考えられます。。家系図では雄雌ともに症状が出ていますので,限性遺伝はないです。また,表現型Bは中途半端なので不完全優勢だと考えられますが,これがオスに発生していることから,常染色体上の遺伝子だとわかります。

したがって,交配に使ったオスはAAとaaの子なのでAa,メスはAAとAaの子なのでAA:Aa=1:1です。
よって,
1/2×1/2×1/2=1/8
で表現型Cです。
メスなのでその半分の1/16です。

B 獲得,HIV,自然,マクロファージ(好中球),毛細血管,閉鎖,組織液,開放

ただの知識問題の糞問

C (1)(5)
(2)リンパ球は遺伝子の再構成をされているため,自分が作っている受容体以外の遺伝子は失っています。
(3)抗体の生産はB細胞系ですが,その制御はヘルパーT細胞が関与しています。
(4)骨髄細胞がの場合はT細胞以外の血球にも影響が出ると思われます。

D (4)
論点はZが関係のある遺伝子か否か,関係ある場合にはその仕組みが機能喪失なのか機能異常なのかという所です。ノックアウトマウス(機能喪失)は正常と同じなので,例え関係があっても機能喪失ではないことが分かります。


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テーマ:大学受験 - ジャンル:学校・教育

コメント
コメント
どうでも良いレベルの指摘ですが、1,IB(a)の答えは 「け」も入ると思われます。
2018/01/25(木) 20:04:31 | URL | #- [ 編集 ]
どうでもよくないですね。
タンパク質がタンパク質という集合体として自分は捉えていたようで普通に間違っていました。
指摘ありがとうございます。
2018/01/25(木) 23:15:08 | URL | 解説の人 #- [ 編集 ]
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