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東京大学2017年前期生物第2問
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解説

直感で答えると間違えそうな罠(IB)がありますが(KW塾が引っかかっておりましたが)それ以外は無難ですね。

I
A 6)
エネルギー変換は100%未満です。したがって,グルコース合成時の光エネルギー>途中分子のエネルギー変化>グルコースのエネルギー>呼吸によりATPになるエネルギーです。

つまり,
光エネルギー>12α+18β>グルコース>38β

B (5)
酸素の流れをしっかりとイメージしてください。呼吸においても光合成においても酸素は水と行き来しています。

まず,明るいときですが,
呼吸:有→酸素は水になる
光合成:有→水は酸素になる
もともとの水は16Oなので,18O2は減って(正確には直線ではなく下に凸な単調減少関数),16O2は増えます(光合成の量が勝っていますが,できた酸素がすべて呼吸に使われるような選択は行えません)。

続いて暗いときですが,呼吸のみになるので,16O2は増えませんし,16O218O2は存在比率の比で使われて減っていきます(したがって正確には平行な線にはなりません)。

最後に明るくするとはじめと同じです。最終的には元素がすべてごちゃ混ぜになるので,水も含めて元々あった16Oと18Oの比に一致するところで落ち着きます。

II
A 受容体:クリプトクロム(フィトクロム) ホルモン:オーキシン,ジベレリン
光で伸長が抑制されます。これは青色や赤色の光が当たるということは,他の植物の陰になおらず,伸長が不要だからだと思われます。つまり,伸長ではなく葉などに分配した方が有利になるからでしょう。

オーキシンは細胞壁を緩めます。その際にジベレリンやエチレンによってそれぞれ横と縦の繊維が残るので,成長もそれぞれ伸長と肥大になります。

B (1)
1ターン後の葉の量を考えてやればいいです。
戦略②ではYの伸びは4倍で,葉の量はXと変わりません。したがって,次のターンの生成有機物の量はXと同じであり,万年4倍です。
戦略①は初めの伸びは1倍ですが,Yの葉の量がXより多くなります。すると次のターンの生成有機物量が増えるので,伸びも増え更に葉もXより増えます。よって指数的にXよりも増えます。したがって,(1)です。

厳密には微分方程式を立ててもいいですね。

C 巻:エンドウ 茎:アサガオ
個人的に本年最難問です。普通に間違いました。

D
双子葉類の維管束は茎では木部が師部に取り囲まれており,葉では表面側に木部,裏面側に師部が位置する。巻きひげにおいて葉の表面側に木部が来ているのでは由来だと考えられる。

両サイドの維管束はおそらく葉が丸まるような構造でできたのでしょうね。

E (1)
茎の伸びている方向はらせんなので鉛直上向きではなく斜め方向です。K塾解答のように時間的な遅れがあっても鉛直方向は変わらないので関係ないです。らせんの中心軸をめざす伸び方を時間をずらして行えばらせんになりますけど。

F
接触前は半径の大きい円運動し,接触後は半径の小さい円運動に移行すると,茎の内側で接触したものに巻き付くことができる。

G fgでつる化しjで非つる化,fhkでつる化
多数決でやるとよいです。
分類として多数決上有利,同数,不利になるものが考えられます。同数は意味のない変異なので無駄な手ですし,不利も無駄です。手を打たないことは手数が増えないので考慮に値します。
つる性の有無で書くと,
aは無→有は同数なので意味ないです。
bは不利になるので無駄。dも同数。fは無→有が有利で必須なのでここは確定です。

一方,g側ですが,gは無→有が有利,iは同数なので無駄。
したがって,gを使うかで場合分けるとgjかhk。


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テーマ:大学受験 - ジャンル:学校・教育

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