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ひたすら受験問題を解説していくブログ
阪大の出題ミスに関して

Q

大阪大学入試の物理出題ミスについて

大阪大学入試の物理出題ミスが大きな社会問題となっていますが、
すみません、どこが出題ミスなのか全くわからないです。
解説お願いします。

当初は大学側も出題ミスを否定していたことからも、明確な出題ミスとは考えづらい。
よほど「特殊な状況」を考慮して初めて「別解(とされて追加されたもの)」が正解になりうるということなのでしょうか?
ならば、その「特殊な状況」とはいったい何なのでしょうか?

ふつうにすなおに高校レベルで考えれば出題ミスとは考えにくいです。

大阪大学の公式資料を添付します。
入試問題、当初の正答、検討後の正答、が載っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

A


阪大なので高校レベルでも間違えるんじゃないですかね。
微妙に大学レベルですが前科ありますし(例:数学のsinx/xのlimの循環論法とか)。

当初の答えの方が謎です。
新しい答えの方はA-Iにある条件。つまり音叉の反対側には疎密でいうと同位相,位置の変位でいうとπずれた位相の波が伝わります。

i)疎密で考える場合
壁は動かないので密になったり疎になったりします。言い換えれば自由端反射です。したがって,そのまま帰ってくるので,音叉の位置で強め合うためには

2d=nλ (n=1,2,3,…)

となります。音叉は点なのでn=0も許されるので

2d=(n-1)λ (n=1,2,3,…)

も解答にされているのでしょう。

ii)位置で考える場合
壁は動かないので固定端反射です。よって反射でπずれます。元々πずれているので,結局さっきと同じ答えになります。

以上までが私の答えです。

次に元の謎解答ですが,半波長ずれていることから反射の仕方が逆になっているもの,もしくは音叉からでる波の位相が間違っているものと思います。前者なら,阪大は音に関して空気より動きやすい新素材を開発していて,そのアピールがしたかったのでしょう(本当は間違っているのに正解にしちゃっているのを認めたくないだけな気がします。あとは何端反射か書いていないから変位で自由端も正解と認めるしかないかですね)。
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テーマ:大学受験 - ジャンル:学校・教育

コメント
コメント
ありがとうございました
ものすごくわかりやすい解説ありがとうございました。

本件、どこがミスなのか、世間でもいろいろと議論されているようですよね。
・マイクロフォンで観測される音が強くなるときとは「疎」のときなのか「密」のときなのか不明との説。
(マイクロフォンの機構によってはどちらの場合もあるらしい。)
・壁は現実的には固定端反射ではないので自由端反射とする説。
(それ言い出したら大学入試問題全滅すると思うけど。。。)
・予備校講師Y氏に嵌められた説。
(Y氏が入試問題批判するのはこの業界では有名らしい。以前東大にも入試問題批判チャレンジしたが
 見事に玉砕くらったらしいw)
・その他、5ちゃんねるとか見てるといろんな説が大量発生中です。。。

このたびは納得のいく見事な解説をありがとうございました。
2018/01/10(水) 20:19:56 | URL | おみ #- [ 編集 ]
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